BL妄想モード勃発中!
トキメキMAXで、随時更新中!
甘く切なく艶めいていく男の子達を
ぜひ見てやってください!
~BL(ボーイズラブ)に嫌悪を抱く方の閲覧はご遠慮ください。18禁です。
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書店を出たときにはすでに8時半を回っていた。
近くのファミリーレストランに入り席に案内された。夕食の時間から外れているせいか店の中はそんなに混んではいなかった。席についてイチは一息つく。
「ただいまお水をお持ちします。少々お待ちください。」
「あっ、灰皿ください。」
ウェイトレスは「少々お待ちください。」といって水とお絞りと一緒に灰皿が運ばれてきた。
イチと幸哉は和風おろしハンバーグAセットの大盛りを頼むとウェイトレスは「かしこまりました。」といって下がっていった。
タバコに火をつけてイチは早速話を切り出した。
「で?何で遅れたんだ?」
頬杖をついて運ばれてきた水を一口飲む。幸哉はなんとかこの場を乗り切らねばと画策したがいい案がまったく浮かばなかった。
とりあえずセットのフリードリンクを飲もうと席を立つ。
「先輩。何飲みます?」
作り笑いを浮かべてみる幸哉だった。
「じゃ、アイスウーロン茶。」
ニヤニヤ笑いながら立ち上がった幸哉を見ていた。
フリードリンクコーナーで、イチに背を向けて大きなため息をつく。
―とにかくここは笑ってごまかすしかないな。
2人分のドリンクを抱えて席に戻る。テーブルにドリンクを置きグラスにストローを指し一口飲み干す。
カラカラに乾いていた喉にやっと潤いが戻る。イチはタバコの火を消し同じように一口含んだ。
「お前今日、体育の授業で脳震盪起こしたんだってな。」
意外な話をされ驚きのあまり二の句が告げなかった。
「何で知ってるんだって顔してんな?俺様の情報網をなめたらいかんぜ。」
まるでおなかをすかせた金魚のように幸哉の口はあんぐりとあいたままだ。
「おい、大野。聞いてんのか?」
呼ばれて我に返った幸哉は冷や汗を流しながら両手をテーブルにつき腰を浮かせた。
「な、何で知ってるんですか!?そんな事!だって授業中の事ですよ!」
イチはその幸哉の驚きように笑いころげる。
幸哉はむすっとしながらストンと元も位置にもどる。
「悪い、悪い。いや別に隠すつもりじゃないんだけど、体育教師の安部川は俺らの担任だったんだよ。3年の時の。」
ヒィーヒィー笑いながらイチは説明し始めた。
「今日、阿部ちゃんがうちの店に来てさ、今時の学生はちょっとぶつかったくらいで脳震盪起こす始末で大変だった。って話を聞いてさ。それで、その前にお前から送れるって電話で病院って聞いてたからもしかして、と思って、そいつ『大野』ですか?って聞いたらそうだって言うから。」
で、これからが本題。といわんばかりに真顔になる。
「詳しく聞いたら、もう一人倒れたっていうから、そいつの名前聞いたんだよ。」
ドクン。
幸哉は自分が緊張するのがわかった。潤したはずの喉がまたカラカラになってくる。
「涼川、っていってた。」
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近くのファミリーレストランに入り席に案内された。夕食の時間から外れているせいか店の中はそんなに混んではいなかった。席についてイチは一息つく。
「ただいまお水をお持ちします。少々お待ちください。」
「あっ、灰皿ください。」
ウェイトレスは「少々お待ちください。」といって水とお絞りと一緒に灰皿が運ばれてきた。
イチと幸哉は和風おろしハンバーグAセットの大盛りを頼むとウェイトレスは「かしこまりました。」といって下がっていった。
タバコに火をつけてイチは早速話を切り出した。
「で?何で遅れたんだ?」
頬杖をついて運ばれてきた水を一口飲む。幸哉はなんとかこの場を乗り切らねばと画策したがいい案がまったく浮かばなかった。
とりあえずセットのフリードリンクを飲もうと席を立つ。
「先輩。何飲みます?」
作り笑いを浮かべてみる幸哉だった。
「じゃ、アイスウーロン茶。」
ニヤニヤ笑いながら立ち上がった幸哉を見ていた。
フリードリンクコーナーで、イチに背を向けて大きなため息をつく。
―とにかくここは笑ってごまかすしかないな。
2人分のドリンクを抱えて席に戻る。テーブルにドリンクを置きグラスにストローを指し一口飲み干す。
カラカラに乾いていた喉にやっと潤いが戻る。イチはタバコの火を消し同じように一口含んだ。
「お前今日、体育の授業で脳震盪起こしたんだってな。」
意外な話をされ驚きのあまり二の句が告げなかった。
「何で知ってるんだって顔してんな?俺様の情報網をなめたらいかんぜ。」
まるでおなかをすかせた金魚のように幸哉の口はあんぐりとあいたままだ。
「おい、大野。聞いてんのか?」
呼ばれて我に返った幸哉は冷や汗を流しながら両手をテーブルにつき腰を浮かせた。
「な、何で知ってるんですか!?そんな事!だって授業中の事ですよ!」
イチはその幸哉の驚きように笑いころげる。
幸哉はむすっとしながらストンと元も位置にもどる。
「悪い、悪い。いや別に隠すつもりじゃないんだけど、体育教師の安部川は俺らの担任だったんだよ。3年の時の。」
ヒィーヒィー笑いながらイチは説明し始めた。
「今日、阿部ちゃんがうちの店に来てさ、今時の学生はちょっとぶつかったくらいで脳震盪起こす始末で大変だった。って話を聞いてさ。それで、その前にお前から送れるって電話で病院って聞いてたからもしかして、と思って、そいつ『大野』ですか?って聞いたらそうだって言うから。」
で、これからが本題。といわんばかりに真顔になる。
「詳しく聞いたら、もう一人倒れたっていうから、そいつの名前聞いたんだよ。」
ドクン。
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水無月 なごみ
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女性
趣味:
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自己紹介:
BL妄想発動中!0(^ー^)。
日々妄想中!胸キュンな話を書いていけたらいいなって
思ってます。
末永いお付き合いを・・・。
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