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四角い6畳の部屋の片隅に寄せられた1人用のベッドの上に重なり合う影があった。
仰向けにされた瞳はゆっくりと閉じられ硬く閉ざされた。小刻みに震える唇に軽く触れながら貪るように要は唇を重ねていく。濡れそぼった幸哉の唇からは熱い喘ぎ声が洩れていた。
細く長い冷ややかな指は幸哉の髪をかきあげる。その度にシトラス系の香りが要の鼻腔をくすぐる。
薄目を開けている要は幸哉の怯えたように閉じられた瞼の上を唇が軽く触れる。
びくっと小さく震え閉じられた瞼は薄く開らかれる。その瞳はうっすらと涙が浮かび、要の切れ長の瞳を捕らえた。
要に瞳に煽られ、幸哉の瞳はうるうると震えていた。これからおこりうる初めての出来事への不安と少なからずの興奮からだ。
「幸…。」
少し離した唇を触れさせながらやさしく名前を呼ぶ。動くたびに幸哉の震えた唇に軽くあたる。その隙間からまな温かい舌が送り出され幸哉の口内に滑り込んだ。温かい滑らかな要の舌は幸哉の口内を少しずつ侵食していく。弄られるたびに幸哉の官能は高まっていった。
「か、…かな…めぇ…。」
隙間から漏れる官能のため息はやがて幸哉の下半身を刺激する事となっていった。熱い吐息が漏れる口元。隅々まで追求された口内からは一筋の雫となってゆっくりと顎をつたって落ちてきた。味わうように吸い尽くされた幸哉の口内からするりと舌が引き抜かれた。そのまま幸哉の顎のラインにかけて流れた雫を舐め取った。
少しずつ這う唇の動きに同調しながら幸哉の顔は横に向けられ顎から耳までのラインがむき出しになる。そのシャープな線に沿いながら要の舌が這い上がる。
「ん…。」
甘く漏れる言葉は要の耳を刺激していく。執拗なまでのキスを浴びせられた幸哉はもう蕩けていた。潤んだ瞳を要に向けるとそれに答えるように艶美な視線を絡めてくる。
白い指はネクタイを緩め幸哉の首からスルリと抜き去り、ワイシャツのボタンを一つずつゆっくりと外していく。
その度に幸哉の心臓が高鳴る。時々肌に触れる要の手の冷たさにビクっと体を震わせた。全てのボタンをはずした要は肌に沿いながらその邪魔なものをはだけていく。幸哉の上半身が要の目に晒された。
「幸、かわいいな…本当に…。」
小刻みに震えるその胸の突起は硬くなっていた。細い指は小さな突起をつまみ上げる。
「はぅ…!」
唇から漏れた喘ぎ。幸哉の赤くなった耳元で要は甘く囁く。
「もっと感じて。」
要の欲情のこもった唇は首筋を這い、丹念に味わってゆく。幸哉の手は軽くシーツを掴んでいた。幾重にも重なったシーツの皺は幸哉の感情の高ぶりの表れだ。冷たい指はシーツを掴んでいた幸哉の少し小さい手ごと包み込み指を絡ませていく。
「要、てぇ…冷たい…。」
「幸の体で温まる。」
絡んだ手に力がこもる。首筋を這っていた舌は少しずつおりてゆく。
絡めた手を解き幸哉のズボンのベルトを外しボタンに手をかけチャックを下ろす。要は自分のネクタイとワイシャツのボタンを乱暴に外し、器用に脱ぎ捨てられ上半身裸になる。鍛えられた熱い胸板が露になる。幸哉の手がその逞しい胸板に添えられる。
「要ぇ…」
蕩けた表情の幸哉の顔をクスリと笑いながらその手を握り締め自分の唇にあてがう。唇が触れられそのまま要に背中に置かれた。
そのまま要は幸哉の背中に腕を回し上半身を抱かかえながら起こしていく。まだ腕に残っているシャツを脱がせた。直に要の胸板を感じた幸哉はそのまま要に抱きついた。二人の体温が重なりあう。外の雨足が次第に強くなっていた。
部屋のガラスには外と部屋の温度差を強調するように曇り始めていた。
シャツを脱がした要は自分のシャツも脱ぎ捨て幸哉を再びベッドに押し倒した。
細い指が幸哉のズボンの中に滑り込み一番敏感な部分を探り当てる。硬く勃った欲望は要の指の動きにつられながらビクビクと反応していく。
「や…。」
思わず漏れた喘ぎは五感を官能の渦に巻き込んでいく。
「嫌なものか。すごい反応してるよ。」
熱のこもった要の手はさらに摩る。その度に幸哉の体はビクビクと小刻みに震える。
「幸、声出して。お前の声が聞きたい。」
「恥ず、かしい…。そんな…。あぁう…!」
要は幸哉のそそり勃った欲望を薄い生地事掴み上下に動かす。そのままズボンを剥ぎ取った。
露になった下半身は要のなすがままになっていた。
要は幸哉を俯せにし背中ごしに覆いかぶさった。要の下半身は制服のズボンごしでも分かるほど硬くなっていた。
「要の…硬くなってる。」
「幸のせいだ。」
背中越しに感じる要の体温とその重みと同時に今、抱かれている事を実感していた。後ろの首筋にキスをする。背骨にそって舌が這っていくたびに幸哉は熱い吐息が漏れていく。
両腕は後ろから幸哉を抱かかえ乳首を玩ぶ。
「あ…ふぅ…ん。」
「いい声だね。もっと聞かせて。」
その度に幸哉は喘ぎ声と共に体が歓喜に包まれていった。
喘ぐ声に煽られた要は幸哉の小さく尖った突起を指の先で転がすように弄ぶ。
そそり立った欲望を後ろから回された腕で容赦なく摩られていく。
同時に攻め立てられた幸哉はもう絶頂に上り詰めてイクしかなかった。
頭の中まで流れ込んだ欲望は甘美な薬となって痺れさせていく。
「あ、あぁ、やぁ…!!!」
高まりきった欲望は要の淫靡な動きになすすべもなく達した。要の手の中で幸哉の白濁した液が溢れていく。
「かわいいな。幸。もっと俺を感じろ。もっと乱れろ。」
要の声は幸哉の耳元で低く囁く。耳にかかる吐息だけで更に幸哉は全身が快楽に包まれてしまう。
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日々妄想中!胸キュンな話を書いていけたらいいなって
思ってます。
末永いお付き合いを・・・。
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