恋愛LEVEL6 恋の囁き心の呟き Love Step15

再び雄を擦っていくと腰を引こうとした。頭に乗せていた手を腰にあて逃げないようにシッカリと押さえた。
「あぅ…！やだ！！僕ばっかり…！ん…！」
熱い喘ぎと共に佳之はい上がってくる快感に抗わず自然に身を委ねていく。背中に回されていた佳之の腕は智弘の肌に食い込むほど悶えていた。
「あ…ん！いっちゃう…！いっちゃうよ…！！んふぅ…！！」
全身からかろうじて立っていられた力が抜けた。腰を支えていた智弘の腕に抱き留められた。白い佳之の肌は今はうっすらと火照っていた。何回目か達した佳之は蕩けさせた瞳を智弘に向けた。
「智…入れてみて…。」
そのつもりだったがいざとなると少し怖気づいた。いろいろ調べると挿入される方が負担が大きいとか後始末とか書いてあった。自分がもし逆の立場だとすると…と考えて佳之になんとなく言えずにいた。その佳之は自分を求めてくれている。
「佳之…いいのか…？入れても…。」
瞳を見つめながら佳之はコクンと頷く。佳之を抱きしめ再びキスをした。微かに佳之の震えが伝わってくる。
―俺が、しっかりリードするんだ。俺が！
シャワーに入るために脱衣所にいたがこの際後にしようと智弘は決心した。
「佳之…狭いから場所移そう？」
「うん…。」
火照った体を寄せ合いながら一番近いリビングへ二人は移動した。リビングの棚から佳之はクスリ箱を出してその中から軟膏を取り出し智弘に渡した。
「これ…使うと…あんまり痛みを感じないかも・・・って書いてあった…。後…これ…。」
顔を赤くして手渡された手の中には軟膏とコンドームが握られていた。それを智弘は受け取ると同時にリビングの床に佳之を押し倒した。
「佳之…。優しくできるかわかんないけど…」
二人の潤んだ瞳は自然に絡み付き震えるように唇を求めた。
下ろしたズボンの中は放出された汁が付いていた。それをすべて脱がし足を持ち上げて佳之の後孔を開く様に足を広げていく。そこに渡された軟膏を塗っていく。
「ん…。」
智弘の指はそのすぼまった穴にゆるゆると吸い込まれていった。
「う…ぐ…！」
喘ぎとは違う声が佳之から漏れた。すかさず声をかける智弘。
「大丈夫か？痛くないか？」
佳之は智弘の腕に手を伸ばしながらつむっていた目を微かに開け必死に智弘を促した。
「ん…平気…だから…！…ん…あぅ…！」
心配をしながらも智弘の指は佳之の穴に入っていた。その中を少し動かしてみると佳之の体がビクビクと震えていく。
その様子を智弘は愛しそうに見つめる。
「佳之、すごいよ！温かくて、俺…我慢できない…。」
「ん…入れて…智…。きっと平気だから…！」
佳之に促されながら穴から指を抜いて行く。その瞬間の何とも言えない感覚に佳之は思わず喘ぎ声を立てる。
「あぅ！！」
それを聞いた智弘はおずおずともう一度入れてみる。二度めの挿入はするりと智弘の指を飲み込んでいった。まさか指が二回も挿入されようとは思いもよらない佳之は突然の刺激にまた喘いでいく。
「佳之、気持ちいい？」
「あ…やん…、なんだか変な…気持ち…ん！！」
指を動かしていくと硬い部分にあったた気がした智弘はそこを探ってみると佳之の体がのけ反り下肢が膨らみをました。
「あ！！！そこ、だめ！！！」
びくびくと体をのけぞらせ反応し喘いでいく。さらに弄ると佳之の体が跳ね上がる。
「ひゃ…だめ！！だめ！！」
火照りきった表情をみた智弘はさらにそこを刺激していく。なおも佳之の体はのけ反り背筋が伸び切りっていく。
「い、いっちゃう！！！！」
伸ばしてきた腕を智弘はギュッと握り返すと佳之はガクンと体をおとした。
指を抜いて佳之を抱きしめながら体をゆっくりと撫でていく。
「佳之の体、熱くなってる。それに…その表情…すごいかわいい。」
鼻先に軽く唇をつける。ゆっくりと呼吸を整えていく佳之の頬はピンクに染まる。
「もう、智のばか。あんな所ばっか…」
「だって、佳之気持良さそうだったしさ。」
「うん、なんか…すごい変な感じだったよ…」
抱きよせて智弘の額が佳之の額にくっつくと互いの呼吸がさらにまじかになった。
「そろそろ俺の入れてもいいかな？」
瞳を見つめながらコクンと頷いた。

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