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要は乱暴に扉を閉めた。何も言わず幸哉の腕をつかみ壁に押し付け、指を絡めていく。
苛立ちを募らせた要は幸哉の感情に気付かない。どれ程悩み傷ついているか。
自分の気持ちをうまく表現できない要は今は幸哉を感じることしか頭に無かった。
そのまま唇を乱暴に奪い抗うことができない幸哉の口内に無理やり舌を入れた。
口内を要の舌が這いずり犯していく。まったく予想のできない舌の動きに瞳はギュッと閉じられ、濡れた唇からはねっとりとした唾液がながれる。
絡まれた冷たい要の指には焦りともつかない苛立ちがその指に力がこもっていく。
唾液を流し込まれるたびに幸哉に甘美な感覚が流れ込み体を痺れさせ神経を麻痺させていく。
倉庫の狭い空間は二人の荒い息遣いと体温で上昇していった。透明なガラスは曇り始める。身動きの取れない幸哉の心は要に荒々しい感情に飲み込まれる。
合わされた唇を少しずつずらしながら要の舌が首筋を這っていく。その度に幸哉の体は反応し喘ぎ声が響いていった。
壁に押し付けられながら立っていた幸哉は立つこともままならないほど力が抜けてしまった。ずるずると崩れていき床に座り込んでしまった。
要の細く長い指はワイシャツのボタンの隙間に滑り込み幸哉の敏感に硬くなった突起を弄った。
「…くふぅ…、か、要ぇ…。」
唇の隙間から漏れた喘ぎ声は要をいっそ煽った。暴走した要の欲情は幸哉を貶める気持ちだけが現れていた。自分の押さえ切れない感情の捌け口を幸哉に求めた。何も言わず要は幸哉を犯していく。
執拗に責められた幸哉は蕩けながら甘美な行為に堕ちていった。
頭の中であの人にも同じ事を・・・と思う度に胸が締め付けられ気持ちが徐々に硬くなっていく。
体は要の感情のままに反応し抗うことできず、ただただ快感を貪るだけどなっていた。
絡んでいた冷たい指を解き幸哉のベルトをはずしズボンのボタンをはずしチャックを下ろし、その隙間に要の淫靡な細い指が滑り込む。
「…ダメぇ…!」
唇を重ねただけの体なのに敏感に反応している幸哉は少し触られただけですぐに絶頂に達してしまいそうになっていた。気持ちと体がこんなに違うギャップに幸哉は震えていた。力なく抵抗したがもう抗う力もなかった。
直に触れられた欲望は要の動きのままに快楽を刻み込んでいく。
「…ヤぁ…要…だめぇ…。」
倉庫に悲痛な幸哉の喘ぎ声だけが響いていく。要に唇は幸哉の下腹部に埋まっていく。外気にされらされた幸哉の硬くそそり立った欲望は要の瞳にさらされた。
「イヤダ!!要!!」
要の舌先が幸哉の欲望の頂点に吸い付いた。ぬらぬらと光る液を吸いそのまま唇の中に収めていく。要の口内を一杯にした欲望はその唇の柔らかい感触と舌の動きにすぐさま根をあげる。痺れていく恍惚感が幸哉を満たしていく。
「・・・な、なんで、何も・・・くふぅ・・・い・・・わない、の・・・ああぁ・・・!!や、でる!!」
ビクビクと震えた欲望は要の口内に白濁した液を撒き散らした。快楽に溺れた幸哉の体は力なくその場で火照りながら凍りついた。心は張り裂けそうなほど苦しいのに体は絶頂を味わい喜んでしまっていた。欲望はいまだ要の柔らかな唇に包まれ舌を動かされていた。
「や・・・要・・・。ごめん・・・。」
その言葉を要は遠くで聞いていた。幸哉の欲望に夢中に吸い付き射精された液は喉を通っていた。
「俺だけを見ろ。」
激しい感情の裏に要は幸哉を欲していた。いつでも傍において置きいつでも愛せるようにと。
下腹部から顔を上げた要の瞳は冷たく冴えていた。口元を手の甲でぬぐいそのまま幸哉へ唇を重ねた。生臭い匂いのするキスは要の舌の動きと共に麻痺されていく。
「うぅ・・・。ぐ・・・。」
蕩けた瞳の幸哉はもう何も考えられなかった。敏感になった体は何か別の欲求を欲していた。このまま堕ちてしまうのを望んだかのように。痺れきった体は自分の液と要の媚薬が混ざり心の狭間を埋めていく。
時間がたつに連れ一人だけ絶頂を味合わされた幸哉は奥にくすぶっていた感情が高まり大粒の涙を膨らませていた。
逞しい腕が幸哉を包み込み心まで抱きしめる。
「俺を苦しめないでくれ。」
そう言って心の奥の黒い感情にうちひしがれている幸哉の気持ちをさらに煽った。
-ずるいや…。要。
幸哉は要の背中に腕を回して同じように力を込めた。
むなしくも5時限目の始まりを告げるチャイムが鳴り響いた。←ランキング参加中!ぜひぜひポチッと。
日々妄想中!胸キュンな話を書いていけたらいいなって
思ってます。
末永いお付き合いを・・・。
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