恋愛LEVEL6 恋の囁き心の呟き Love Step6

最上階のレストラン街はすでに混み合っていた。
「うわぁ…。凄いな…。なんか混んでるね…。」
店の外に置いてある椅子には席待ちの客がいてそれでも足りなく、立って待っている客が
何人もいた。
「俺、ダメだ…。場所変えてもいいか？」
「うん。そうだな。これはちょっと…。」
エレベーターに向かい降りるため下行きのボタンを押す。少し待っただけですぐにきた。
乗り込んだエレベーターに１番最初に乗り込み１番奥に行く。
佳之は智弘の影になるように後ろにつく。思いの他満員になっていた。
「佳之、大丈夫か？」
少し後ろを振り返ると智弘の服を握り肩に額を乗せて頷く。
佳之はエレベーターが実は苦手だった。
「智…、手、握って…。」
智弘は服を掴んでいる佳之の手を握った。
「ありがと…。」
－お、おい！大丈夫か！佳之！

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