【ｶｳﾝﾀｰ2000突破ありがとう！感謝の気持ちを感じてね！】 恋愛LEVEL 恋は朝からお熱いもの ～要と幸哉の恋愛事情 1

朝日が降り注ぐ3階建てのアパートの一室のベットに幸哉は寝ていた。
要は一足早く起きて幸哉の寝顔を見るのが日課になっていた。
ジリリリリリ
起床を知らせる目覚ましがなったと同時に要は幸哉の頬にキスをする。
「幸哉。起きな。」
優しく揺すり起こす。布団に丸くうずくまった幸哉に反応はない。少し布団を
めくってみれば全裸だった。幸哉にかかっている布団の隙間に腕を滑り込ませ
素肌に触れる。
手の冷たさに幸哉の体がビクッと反応する。その反応を楽しむように要はさら
に触れる。
「幸。遅刻するよ。今日は絶対に落とせない講義じゃなかったか？」
「う～ん・・・。もう少しィ～・・・。」
そう言ってまた布団に潜り込む。時計は７時半を指している。８時にはでないと
間に合わないはずだ。
要と幸哉は高校を卒業後、一緒に暮らすことを決意した。同じ桜池大学に入学し、
要はシステム情報学部で、幸哉は経済学部を選択していた。
幸哉は大学に入っても本屋のバイトを辞める事なく続けていた。要にしてみれば
忌ま忌ましい事この上ないが幸哉に取って息抜きの場所である事を理解していた。
「ゆーきー。本当に起きないと・・・。」
言いかけて要はニヤリと笑う。布団をそっとはぎその晒された裸体に視線を落とす。
要はほくそ笑みながら白く艶やかな肌をまさぐり出した。
背中から尾骶骨までを軽く触れながらスーッと下ろす。その動きに幸哉の体は気持
ち良さそうに甘えた声を出す。
「全く・・・。こいつは・・・。」
更にエスカレートする。少し体を仰向けにするとそこには硬くそそり立った欲望が現れ
た。
「なんだ。幸はしっかり感じてるじゃないか。」
ポツリと呟いてそそり立ったモノを手中に納めてゆっくりと動き出す。
要は幸哉に覆いかぶさり、がら空きの唇を重ねた。
いきなり口を塞がれしかも下肢をまさぐられ起きないはずがない。
幸哉の目が覚醒した。
ところが自分の体が今どんな状態か理解できなかった。要の唇から送り込まれてくる
刺激に抗えるはずがなかった。
「か・・・要・・・！何して・・・あぅ・・・！」
執拗に動かされる手の動きに翻弄されている。
「何って幸哉が起きないからこうして起こしてる。」
そういいながら唇を重ねる。生暖かい舌が割り込んできたのを幸哉は迎えようと舌を
出したがそれは空振りに終わった。
要の体が幸哉から引いてしまったからだ。
「起きたな。支度しろ。」
幸哉の体は全てが中途半端なまま放置されそうになっていた。
硬くそそり立った欲望もそのままに。

「えっ・・・ちょっ、要！」
立ち上がろうする要にしがみつく。少し振り返った要はニヤリと口を歪ませる。
「起きない幸哉が悪い。後は自分でどうにかしなきゃな。」
必死に抱き着く幸哉の腕には力がこもる。
「そんな・・・やだ！」


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