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BL妄想モード勃発中! トキメキMAXで、随時更新中! 甘く切なく艶めいていく男の子達を ぜひ見てやってください! ~BL(ボーイズラブ)に嫌悪を抱く方の閲覧はご遠慮ください。18禁です。
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夏の太陽を浴びた要の肌はキラキラと輝いていた。

鍛えられた上半身は引き締まり海水浴客の羨望の眼差しを浴びていた。
最近また少し伸びた身長はゆうに幸哉の頭一つ分位はありそうだ。少し見上げないと要と視線を合わせる事がままならない。

顔は引き締まり視線を逸らす事を躊躇わせる。濃いグレーでピタリと張り付いた膝より少し上の長さの水着の脇には黒の太いラインが入っている。

逞しい要の体型によく似合っていた。スラリと伸びた少し筋肉質の脚は思わず触ってみたくなる程そそられる。

そんな要を幸哉は厨房の奥から見ていた。

水色のシンプルなエプロンがやけによく似合う。そこから除く胸板に引き付けられたお客はこのウェイターに運んでもらえると叔母から言われると我先にと少ないテーブルに着いていく。

なぜ、要が裸にエプロンかと言えばそれは今から1時間程前に遡る。

土曜日の朝早く駅で待ち合わせて要の実家に向かった。朝10時頃到着した二人は直ぐさま休む間もなくバイトと言う名の手伝いをさせられていた。
要の母親の義妹が実際は取り仕切っていた。
年より若く見られる叔母は要と幸哉を見るなりこう叫んだ。

「ヨウちゃん!いい男に育ったねェ~!これなら今年売上倍増よ!あらっ、そっちの君もかわいいね!」はい、これ。と渡されたのが水色のエプロンとピンクのエプロンだった。

要はそのエプロンをみるなりげんなりする。

「まさかまたやれっていうのか、これを・・・。」

間髪入れずに叔母が叫んだ。

「萌えの要素がなくちゃお客なんて寄り付くはすがないでしょうが?」

たじたじになっている要を幸哉は初めてみた。それでも要は毒づく事を忘れなかった。

「誰がやるか!」

それを聞いた叔母は幸哉に向かって視線を投げた。

「じゃ、そっちの君。えっと・・・」

「大野幸哉です。」

「うんうん。幸哉君お願い出来る?素肌にエプロンだけど。」

幸哉は何も考えずに頷く。

「いいですよ。バイトでいつもエプロンだし。」

「えっ?!裸に!?」

これにはすかさず反論する。

「違います!」

「だよね~。びっくりした。じゃ、お願い出来る?」

エプロンを取りながら「はいっ」と返事をしようとしたら要がすごい勢いで幸哉の手のエプロンを引ったくった。

「俺がやる!」

驚いたのは幸哉だった。

「えっ?要・・・やるの?」

ジロリと睨んだ要にすごすごと引き下がる。叔母はほくそ笑んだ。

「じゃ、ヨウちゃんよろしく!」

高笑いで去っていく叔母の後ろ姿を見ながら嵌められた事に気がついた。がっくりとうなだれる要に幸哉は背中をポンポンと叩いた。

「やっぱり俺がやるよ。接客なんだし。やれると思うんだよね。」

要はギロリと睨んむ。

「絶対ダメだ!」

なんでこんなに幸哉にやらせたがらないのか皆目検討もつかなかった。


結局要がフロアー担当することで落ち着いた。

叔母の目論見どおりお客は要に裸にエプロンを目当てに足しげく来ることとなり今の状況になっていた。

ところが予想以上のお客に店が回らなくなり急遽、幸哉もフロアーに借り出される事となったが、そこでもひと悶着起きた。
叔母がどうしてもフロアーをするなら「裸にエプロン!」と相変わらずの変態発言で要と揉めた。
結局、要の異常なまでの反対に渋々ながら叔母がおれた。
よって叔母の機嫌がこの上なく不機嫌となった。

フロアーを担当していた幸哉は一組のテーブルで足止めを食らっていた。
そのテーブルには4人の女子大生くらいの派手な水着に身を包んだグループだった。何事か幸哉と話し、困惑しながらそのテーブルを幸哉は後にした。その様子を叔母はニヤニヤしながら眺めていた。
要に自分の目論見を邪魔された仕返しを思いついていた。
店頭でペットボトルを売っている要にそろりと後ろから近づいて耳打ちをした。

「今あそこのテーブルに座っている女子達が幸哉君をナンパしてたわよ。そーいえば携帯の番号とか交換してたっぽいなぁ~。」

実際にはしていないが腹の虫が治まらない叔母はあることないことを吹き込んだ。言いたいことだけいうとクスクスと笑いながら奥へ消えていった。

こうなったら平静でいられるはずのない要は幸哉に問い詰めようと足をむきかけるとお客が現れ結局幸哉に問い詰めることが出来ない。
イライラしながらも客の相手をしながら監視しをしていた。

その後は幸哉にちょっかいを出すような輩も見当たらず客足も途絶え始めた要達は休憩をもらいお昼を取った。その後で海に行こうと二人は話した。

中央部分はさらさらの砂浜で家族連れやカップルが多いが少し端にいくと岩場になり人影もなくなる。

ヘトヘトに疲れた二人は人ごみを避けその場所を目指した。


要は首からストライプのタオルをかけてTシャツを手に持っていた。
ふともも辺りの水着はピッタリと張り付き筋肉を盛り上がらせている。

一方幸哉は少し余裕のあるパンツタイプで鮮やかなオレンジ色に裾の部分にグレーのラインが入っていた。歩くたびに生地が擦れる音が聞こえていた。

砂浜から少しずつ小さな突起があちこちに出始め、しまいには要の背よりも高い岩が出没し始めた。

あまり奥に行くと戻れなくなりそうだった為腰掛けられそうな適度な岩を見つけ密着するように腰を降ろした。


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