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さすがに歩いていくのはつらかった為担任に相談にいった。担任は救急車を呼ぼうという言ったが二人はものすごい抵抗をした。幸哉と要の両方に押し切られ担任はタクシーを呼ぶ羽目になった。
もちろん担任の自腹で。校門でタクシーが来るのをまっていた。
幸哉は肩に要の重みを感じながら心臓のこの不思議な鼓動を楽しんでいた。
ふわふわとした何ともいいがたい気持ちは時々締め付けられ苦しくなるが何故かそれさえも味わえる気持ちが嬉しかった。
要は幸哉の横顔を眺めていた。その視線に幸哉は気付く。
「何?」と少し照れたように聞く。要はニコリと微笑む。
「幸哉の横顔、綺麗だ。」
恥ずかしげもなく要はいった。幸哉には絶対にいえない言葉だ。その言葉に幸哉は真っ赤になる。
「何言ってんだよ。こんな時に。」
要の視線とは反対へ顔をむける。要は悪びれもなく言う。
「綺麗なものは綺麗だ。」
幸哉はますます赤くなる。ぼそりと幸哉はつぶやく。
「俺よりも・・・要の方が綺麗だ。」
要は嬉しそうにいう。
「幸哉、こっちみてもう1回言えよ。」
要は開いている片方の手の親指と中指で幸哉の頬を挟みグイっと自分の方へ向けた。向けた瞬間要は大声で笑った、挟んだ頬がひしゃげて口がひょっとこみたいになっていた。
幸哉は要の手を振り解こうと大きく身をよじった。
その瞬間要は踏ん張りの利かない右足首のせいでバランスを崩し倒れそうになった。幸哉は慌てて要の腰に腕を回し抱き起こした。ちょうど対面になる。要はニヤリと笑う
「この間と逆だ。」
幸哉はかっとなり顔を背ける。要は真っ赤になった幸哉の顔楽しんでいた。
車の音がし見てみると桜池交通のランプがついているタクシーが坂の下で駐車していた。
要は真っ赤になっている幸哉にむかっていう。
「続きはまたな。」
幸哉はすっかり要のペースは待ってしまっていることに気がついてしまった。←ランキング参加中!温かい愛のポチッを有難うございます!
日々妄想中!胸キュンな話を書いていけたらいいなって
思ってます。
末永いお付き合いを・・・。
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